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Mac OS X:ディスクユーティリティの空き領域消去機能について

ディスクユーティリティの空き領域消去機能について説明します。

Mac OS X v10.5 以降のディスクユーティリティでは、ハードドライブの空き領域を安全に消去でき、削除済みのファイルが復元される可能性が減ります。

次の 3 つの消去オプションでは、それぞれ異なったセキュリティレベルを提供しています。

  • データをゼロ消去
  • 7 回消去
  • 35 回消去
     

「データをゼロ消去」オプション

もっとも高速な空き領域消去オプションで、優れた情報漏えい防止性が実現されます。ディスクの未使用領域に 0 を書き込みます (1 回消去)。このオプションは、一番時間がかかりません。
 

「7 回消去」オプション

空きディスクスペースにデータを 7 回書き込みます。これにより、ディスクデータの消去がきわめて安全に行われます。「7 回消去」では、「データをゼロ消去」の 7 倍時間がかかります。

詳細:「7 回消去」オプションは、DoD 5220.22-M 仕様に準拠しています。この仕様では 3 回の消去となっていますが、ディスクユーティリティは 7 回の消去を行います。仕様の詳細については、こちらの記事 を参照してください。


回数
書き込まれたデータ:
2 進法表記 16 進法表記
1 11110110 0xF6
2 00000000 0x00
3 11111111 0xFF
4 ランダム ランダム
5 00000000 0x00
6 11111111 0xFF
7 ランダム ランダム


「35 回消去」オプション

これにより、ディスク全体にデータが 35 回書き込まれます。このオプションでは、データ復元に対する非常に効果的な情報漏えい防止性が実現されます。このオプションは、「ゼロ消去」の 35 倍時間がかかります。

詳細情報:「35 回消去」オプションでは Gutmann アルゴリズムを使用しているため、ディスクに 35 通りのデータ上書きが行われます。Gutmann 方法の詳細については、こちらの記事 および こちらの記事 を参照してください。下のチャートの RLL は Run Length Limited を意味し、MFM は Modified Frequency Modulation を意味します。

回数 書き込まれたデータ: 対象のエンコード形式
2 進法表記 16 進法表記
1 ランダム ランダム      
2 ランダム ランダム      
3 ランダム ランダム      
4 ランダム ランダム      
5 01010101 01010101 01010101 55 55 55 (1,7) RLL   MFM
6 10101010 10101010 10101010 AA AA AA (1,7) RLL   MFM
7 10010010 01001001 00100100 92 49 24   (2,7) RLL MFM
8 01001001 00100100 10010010 49 24 92   (2,7) RLL MFM
9 00100100 10010010 01001001 24 92 49   (2,7) RLL MFM
10 00000000 00000000 00000000 00 00 00 (1,7) RLL (2,7) RLL  
11 00010001 00010001 00010001 11 11 11 (1,7) RLL    
12 00100010 00100010 00100010 22 22 22 (1,7) RLL    
13 00110011 00110011 00110011 33 33 33 (1,7) RLL (2,7) RLL  
14 01000100 01000100 01000100 44 44 44 (1,7) RLL    
15 01010101 01010101 01010101 55 55 55 (1,7) RLL   MFM
16 01100110 01100110 01100110 66 66 66 (1,7) RLL (2,7) RLL  
17 01110111 01110111 01110111 77 77 77 (1,7) RLL    
18 10001000 10001000 10001000 88 88 88 (1,7) RLL    
19 10011001 10011001 10011001 99 99 99 (1,7) RLL (2,7) RLL  
20 10101010 10101010 10101010 AA AA AA (1,7) RLL   MFM
21 10111011 10111011 10111011 BB BB BB (1,7) RLL    
22 11001100 11001100 11001100 CC CC CC (1,7) RLL (2,7) RLL  
23 11011101 11011101 11011101 DD DD DD (1,7) RLL    
24 11101110 11101110 11101110 EE EE EE (1,7) RLL    
25 11111111 11111111 11111111 FF FF FF (1,7) RLL (2,7) RLL  
26 10010010 01001001 00100100 92 49 24   (2,7) RLL MFM
27 01001001 00100100 10010010 49 24 92   (2,7) RLL MFM
28 00100100 10010010 01001001 24 92 49   (2,7) RLL MFM
29 01101101 10110110 11011011 6D B6 DB   (2,7) RLL  
30 10110110 11011011 01101101 B6 DB 6D   (2,7) RLL  
31 11011011 01101101 10110110 DB 6D B6   (2,7) RLL  
32 ランダム ランダム      
33 ランダム ランダム      
34 ランダム ランダム      
35 ランダム ランダム      

 

追加情報

Mac OS X 起動ボリュームの空きスペースを消去する場合、このメッセージが表示される場合があります。

お使いの起動ディスクはほとんど一杯です。
ファイルを削除して、起動ディスク上で利用できる空き領域を増やす必要があります。」

これは、通常の空き領域消去実行中に、一時的に表示されるものです。空き領域が消去されると、ディスク領域は再び使用できます。
 

注意:OS X Lion および SSD ドライブ搭載の Mac のディスクユーティリティでは、「確実な消去オプション」および「空き領域を消去」を利用できません。これらのオプションは SSD ドライブには必要ありません。標準的な消去を行えば、SSD からデータを復元することは困難になるためです。安全性をより高めるには、SSD の使用を開始するときに FileVault 2 暗号化を有効にすることをお勧めします。

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最終更新日: 2012/05/01
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  • 最終更新日: 2012/05/01
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