サーバ管理ツール 10.5.7 について

サーバ管理ツール 10.5.7 について説明します。

サーバ管理ツール 10.5.7 には、サーバ以外のコンピュータにインストールするためのリモート管理ツール、ドキュメント、ユーティリティが入っています。このバージョンを使用するには、Mac OS X v10.5.7 または v10.5.8 が必要です。Mac OS X Server バージョン 10.5.7 または 10.5.8 をリモート管理する場合には、このバージョンが必要です。サーバ管理ツール 10.5.7 は、Mac OS X 10.5.7 を実行している Mac にバージョン 10.5 以降のサーバ管理ツールがすでにインストールされている場合に、自動ソフトウェアアップデートとして配信されます。また、Apple サポートのダウンロードページから手動でダウンロードすることもできます。

重要:サーバ管理ツールのいずれかを当初のインストール先 (「/アプリケーション/Server/」内) から移動した場合、インストール後も引き続き「ソフトウェアアップデート」にアップデートが表示されることがあります。「ソフトウェアアップデート」を使う前にサーバ管理ツールを元の場所に戻すか、サーバ管理ツールの重複コピーを削除してください。

新機能

サーバ管理ツール 10.5.7 では、数々の機能が強化されています。

サーバ管理

  • サーバ管理で Netboot サービスが使用不可として表示される (「グレイ表示される」) 原因となる問題に対処しました。

  • Early 2009 モデルの Mac 用の NetBoot/NetInstall モデルフィルタを追加しました。

サーバ環境設定

  • 「サーバ環境設定」で管理者が共有ポイントを削除できるようになりました。

システムイメージユーティリティ

  • メタパッケージをワークフローに追加するときの安定性が向上します。

  • インストール後にクライアントに合わせて ByHost 環境設定を変更するオプションを有効にしてワークフローを設定した場合に、その環境設定が、MAC アドレス識別子ではなく UUID 識別子が ByHost 環境設定ファイル名に含まれているコンピュータに正しく適用されるようになりました。

  • Early 2009 モデルの Mac 用の NetBoot/NetInstall モデルフィルタを追加しました。

ワークグループマネージャ

  • 環境設定の読み込み時に、MAC アドレス識別子ではなく UUID 識別子が名前に含まれている ByHost 環境設定ファイルを選択した際に、「ByHost 環境設定として読み込む」を利用できるようになりました。

  • ワークグループマネージャでログイン環境設定を行う際に、ログインスクリプトとログアウトスクリプトを選択する機能が改善されました。

上記の改善点のほかにも、サーバ管理ツール 10.5.7 には、サーバ管理ツール 10.5.6 で導入された以下の機能が含まれています。

サーバ管理

  • 起動ボリューム以外のボリューム上にあるフォルダにアクセス権をプロパゲートさせる際に、サーバ管理が応答しなくなる原因となった問題を解決しました。

  • 最新の MacBook、MacBook Pro、MacBook Air コンピュータ用の NetBoot/NetInstall モデルフィルタを追加しました。

サーバモニタ

(サーバ管理ツール 10.5.6 v1.1)

  • 利用可能なサーバを Bonjour で検出するなど、Xserve (Early 2009) の監視が有効になります。

システムイメージユーティリティ

  • ボリュームから作成したシステムイメージを配布する際に、配布先のコンピュータに同一のローカル KDC ファイルがある必要がなくなりました。詳しくは、こちらの記事を参照してください。

  • 最新の MacBook、MacBook Pro、MacBook Air コンピュータ用の NetBoot/NetInstall モデルフィルタを追加しました。

サーバ管理ツール 10.5.3 およびサーバ管理ツール 10.5.5 で強化された機能も含まれています。

公開日: