Mac OS X Server 10.1, 10.2: NAT 環境で DNS をセットアップする方法
概要
こちらの記事を翻訳したものです。日本での使用環境、状況とは異なる場合があります。) --> BIND を使うと、NAT (Network Address Translator) を使いながら、基本的な DNS (Domain Name System) コンフィギュレーションを作成することができます。
対象製品
Mac OS X Server 10.2, Mac OS X Server 10.1
注意:Mac OS X Server 10.3 以降では、「Server Admin」アプリケーションを使って DNS と NAT を設定する必要があります。詳細については、『Network Services Administration Guide』を参照してください。
Apple Mail Server と Web Server (Apache) の一部のコンフィギュレーションには、お使いのネットワーク上で正しく設定されている DNS Server の表記が必要となります。Mac OS X Server では、DNS 名を参照展開したり、逆引きしたりする機能を利用できます。
他のサービス(AFP、NFS、SMB/CIFS、FTP、プリントサービス、IP フィルタリング、NetBoot、Macintosh マネージャ、SLP ディレクトリエージェント、DHCP 提供、NetInfo Domain ホスティングなどが含まれます)では、DNS の表記は必要ありません。ただし、DNS が利用可能であってもセットアップに誤りがあると、一部のサービスが動作しなかったり、パフォーマンスが極端に落ちたりすることがあります。
インターネットサービスプロバイダを利用している場合、または情報サービス部門のある組織に所属している場合、お使いのサーバにはすでに DNS サービスが提供されている場合があります。組織内のサポートやインターネットサービスプロバイダに、DNS サービスが提供されているかどうかお問い合わせください。
背景
BIND(Berkeley Internet Name Domain)は、DNS プロトコルのインプリメンテーションです。BIND は Mac OS X Server に含まれていて、これにより Mac OS X Server を DNS サーバとして使用することができます。BIND を使って DNS を設定することは複雑な作業になる可能性があります。以下の手順でカバーされる一般的なコンフィギュレーションでは必要が満たされない場合は、プロのコン サルタントに問い合わせたり、他のドキュメントで調べたりする必要があります。
DNS のインプリメントをサポートするネットワークコンサルタントを探すには、次を参照してください。
Apple Professional Services
http://www.apple.com/services/
Apple Solutions Experts
http://experts.apple.com/
BIND 情報に関する外部サイト
BIND の公式サイト
http://www.isc.org/products/BIND/
BIND Version 8 のオンラインドキュメント
http://www.ludd.luth.se/~kavli/BIND8/index.html
DNS (Domain Name System) の情報
http://www.scit.wlv.ac.uk/~jphb/comms/dns.html
DNS の動作の仕組み
http://www.howstuffworks.com/dns.htm
BIND 情報に関する他社の書籍
DNS and BIND, 4th Edition
http://www.oreilly.com/catalog/dns4/
The Concise Guide to DNS and BIND
http://www.quepublishing.com/catalog/product.asp?product_id={B0D70165-4210-4E72-933B-2C798BB92F02}
UNIX System Administration Handbook
http://vig.pearsoned.com/store/product/1,3498,store-562_isbn-0130206016,00.html?
BIND 設定を行うための一般/無料製品
QuickDNS
http://www.menandmice.com/2000/2000_products.html
DNS Expert
http://www.miceandmen.com/2000/2000_products.html
Webmin(DNS module)
http://www.webmin.com/
mysqlBind
http://freshmeat.net/projects/mysqlbind/
免責条項
警告:DNS 設定の誤ったコンフィギュレーションは、重大なシステムの問題を起こす場合があることに注意する必要があります。熟練したユーザのみがこれらの設定を扱う必要があります。
始める前に
以下の例では、お使いのネットワークには特定のルータやゲートウェイが存在し、デバイスは NAT を使用していることを想定しています。ご利用になっている ISP に接続されているポート(ケーブルモデム/DSL/ダイヤルアップなど)は、WAN ポートと定義されます。内部ネットワークに接続されているポートは LAN ポートと定義されます。
WAN ポートの IP アドレスは、ご利用になっている ISP によって設定されています。LAN ポートの IP アドレスは「10.0.1.1」です。DNS Server として使用される Mac OS X Server の IP アドレスは「10.0.1.2」です。クライアントコンピュータの IP アドレスは、「10.0.1.3」から「10.0.1.254」の間にあります。
IP アドレスの割り当てが DHCP を使って NAT デバイスによって提供される場合、上記の情報が設定されている必要があります。お使いのルータやゲートウェイのマニュアルから DHCP サーバの設定方法を調べてください。
NAT デバイスがインターネットに接続されている場合は、ご利用になっている ISP から提供される DNS サーバの IP アドレスも必要になります。
手順
- 1. ルート としてサーバにログインします。
2.「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選びます。
3. /etc と入力します。
4.「移動」をクリックします。
5.「named.conf」ファイルを探して、その名前を「named.conf.OLD」に変更します。
6.「テキストエディット」アプリケーションを起動します。
注意:この用途のためには、「テキストエディット」はプレーンテキストエディタとして設定しておく必要があります。その方法については、記事 106212:Mac OS X: テクストエディットを HTML エディタとして設定する方法を参照してください。
7. 記事 106854:Mac OS X Server 10.1: NAT 環境で DNS を設定するサンプルファイルの内容を新規ファイルにコピーして、それを /etc/named.conf として保存します。
8. 記事 106855:Mac OS X Server 10.1: Sample File (named.conf) for Configuring DNS in a NAT Environment(英語の情報です)の内容を新規ファイルにコピーし、それを: /etc/named.conf として保存します。
9. 記事 106856:Mac OS X Server 10.1: Sample File (db.example.com) for Configuring DNS in a NAT Environment(英語の情報です)の内容を新規ファイルにコピーし、それを /var/named/db.example.com として保存します。
10. Mac OS X Server 10.1 から 10.1.4 を使用している場合は、この手順はスキップします。Mac OS X Server 10.2 以降を使用している場合は、「ターミナル」アプリケーションで次の コマンドを実行する必要があります。
cp /var/named/named.ca /var/named/db.cache
cp /var/named/named.local /var/named/db.127.0.0
11. ログアウトして、管理者ユーザとして再びログインします。
12.「Server Admin」で、DNS サービスを開始します。
13.「システム環境設定」の「ネットワーク」パネルで、「ドメインネームサーバ」フィールドにサーバの IP アドレス 10.0.1.2 のみを表示するように変更します。
14. クライアントコンピュータの IP アドレスがスタティックに割り当てられている場合は、「ネットワーク」パネルの「ドメインネームサーバ」フィールドに新規サーバの IP アドレス 10.0.1.2 のみを表示するように変更します。
DHCP サーバとして Mac OS X Server を使用している場合は、次の追加手順に従ってください。
- 1.「Server Admin」で、「ネットワーク」タブをクリックします。
2.「DHCP/NetBoot」メニューから「DHCP/NetBoot を設定」を選択します。
3.「サブネット」タブをクリックします。
4.「名前」リストから、標準の設定である「Built-in Ethernet」ポート(デフォルト設定)を選択します。
5.「編集」をクリックします。
6.「一般」タブをクリックします。
7. 対応するフィールドに次の情報を入力します。
開始:10.0.1.3
終了:10.0.1.254
サブネットマスク:255.255.255.0
ルータ:10.0.1.1
8.「DNS」タブをクリックします。
9. 対応するフィールドに次の情報を入力します。
デフォルトドメイン:example.com
DNS サーバ:10.0.1.2
10.「保存」をクリックします。
11.「Server Admin」を終了します。
注記:
クライアントコンピュータは、新規 IP 設定情報をすぐに使用できない場合があります。これは、各クライアントコンピュータの DHCP リース有効期限がいつ切れるかに依存します。クライアントコンピュータが IP 設定を変更できるように、クライアントコンピュータの再起動が必要になる場合があります。
コンフィギュレーションをチェック
手順が成功したか確認するために、管理 者ユーザとしてサーバにログインして「Server Admin」を開きます。ログインウインドウに IP アドレスの代わりにホスト名が表示されます。ログインがうまくいくと、DNS 名の参照 (forward lookup) が機能しています。「一般」タブをクリックして「サーバ」メニューから「サーバ情報の表示」を選択します。DNS 名が表示されていたら、DNS 名の逆引き (reverse lookup) が機能しています。
追加情報
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