Mac OS X Server 10.2 or later: ホームディレクトリ作成のトラブルシューティング
概要
こちらの記事を翻訳したものです。日本での使用環境、状況とは異なる場合があります。)--> この記事では、ユーザが AFP (Apple File Protocol、Apple File Servic、AppleShare) 接続でサーバにログインするときに、ホームディレクトリが自動的に作成されない問題のトラブルシューティング方法について説明します。
対象製品
Mac OS X Server 10.2
Mac OS X Server 10.2 のホームディレクトリについて
Mac OS X Server 10.2 以降でアカウントを作成した場合、ユーザホームディレクトリは作成されません。この動作は、Mac OS X Server の以前のバージョンとは異なります。Mac OS X Server 10.2 以降では、ホームディレクトリは、ユーザが AFP 接続で、ユーザのホームディレクトリを含む共有ポイントにはじめて接続したときに作成されます。Mac OS X Server 10.2.2 以降では、次の記事 (107245) で説明されているように、createhomedir コマンドを使ってホームディレクトリを作成することもできます:"Mac OS X Server: createhomedir コマンドを使ってホームディレクトリを作成する方法"
Macintosh マネージャは AFP を使ってサーバに接続するので、Macintosh マネージャでログインする前に、ユーザのホームディレクトリを作成しておく必要はありません。
管理される Mac OS X クライアントは、AFP または NFS を使って、ユーザのホームディレクトリに接続するように設定することができます。
AFP を使用するように設定した場合、ログインする前にユーザのホームディレクトリを作成する必要はありません。NFS を使用するように設定した場合、次が適用されます:
- ユーザのホームディレクトリは、ホームディレクトリを含むボリュームに AFP で接続するか、または上記の createhomedir コマンドを使って作成する必要があります。
- NetInfo に「home_loc」プロパティがなくなります。「home_loc」プロパティは AFP には必要ですが、NFS には必要ありません。
- NFS エクスポートがワールドアクセス許可に設定されているか、または特定のクライアント IP アドレスを許可する設定になっている必要があります。ワールドアクセスでボリュームごとに複数の NFS エクスポートを設定しないでください。
ログイン時に自動的に接続する方法
AFP 接続でログインするときに、ホームディレクトリが自動的に作成されない場合は、そのユーザが自動的に共有ポイントに接続(「自動マウント」)できるかを 確認します。これは、ゲストアクセスが「サーバ設定」と「ワークグループマネージャ」の両方で、選択されている必要があることを意味します。次の手順に従って、ゲストアクセスが正しく設定されているかを確認します:
1. 「サーバ設定」で「Apple ファイルサービスを設定」を選択します。
2. 「アクセス」タブをクリックします。
3. 「ゲストアクセスを有効にする」オプションを選択します。
4. 「ワークグループマネージャ」で、ユーザのホームディレクトリをホストする共有ポイントを選択します。
5. 「プロトコル」タブをクリックします。
6. 「AFP ゲストアクセスを許可する」オプションを選択します。
7. 「一般」タブをクリックします。
8. この共有ポイントに対して、全員に少なくとも「読み出し専用」アクセス権を許可します。
9. ユーザのホームディレクトリをホストする共有ポイントのそれぞれに対して、手順 4 から 8 を繰り返します。
これで、システム起動時の接続に対して自動マウントが設定されているので、接続されている Mac OS X クライアントを再起動するだけです。
対象となるユーザのホーム設定を再設定する方法
これでも AFP 接続でログインするときに、ホームディレクトリが自動的に作成されない場合は、どのユーザか特定して、そのユーザのうちのひとりに対して、テストとして次の手順を適用します:
1. 「ワークグループマネージャ」を開いて、対象となるユーザアカウントの「ホーム」タブを選択します。
2. 「ホームはありません」を選択して、変更内容を保存します。
3. 「ネットワーク」または「詳細」のいずれかを選択して、適切なホームディレクトリ共有ポイントを設定します。「ネットワーク」を選択する場合は、適切な共 有ポイントを選択して、変更内容を保存するように注意してください。「詳細」を選択する場合は、必要な情報を完全に入力して、変更内容を保存するように注 意してください。
注記
1. 「ネットワーク」ホームディレクトリオプションは、よく利用されるオプションです。「ローカル」ホームディレクトリオプションは、ユーザがネットワーク上のクライアントではなく、サーバ自身にログインするときにのみ、使用する必要があります。
2. Macintosh マネージャクライアントは、共有ポイントの名前にスペースが含まれていると、ユーザのホームディレクトリを見つけることができません。次の記事 (107254) を参照してください:"Macintosh Manager 2:ホームディレクトリの共有ポイント名に、スペースは使用しない"
3. サーバのホスト名や DNS 名が変更されていると、(ユーザの NetInfo レコード内の)「home」と「home_loc」の値は自動的に更新されません。上記の方法で、対象となるユーザのホーム設定を設定して、 NetInfo のこれらの値を更新します。