ガンマの扱いが Shake と Final Cut Pro で異なります

  • 最終更新日: 21 8月, 2008
  • 記事: HT2912

概要

「Shake」と「Final Cut Pro」とでは、QuickTime ムービーと RGB イメージファイルのガンマの表示や処理方法が異なります。

Shake は QuickTime、または RGB イメージファイルやシーケンスのガンマを自動変換しません。ユーザは、使用するモニタが作成環境に対して適切にキャリブレートされていることと、 Shake Viewer でイメージを適切に表示するために、ViewerLookup パラメータが必要な値に設定されていることを確認する必要があります。一般に、デフォルトの viewerGamma 値は 1 で、Viewer に表示されるイメージのガンマが変更されないようにします。

一方、Final Cut Pro は、プロジェクトに読み込まれる QuickTime および RGB イメージファイルのガンマをある値に想定します。読み込まれた QuickTime および RBG イメージファイルのガンマは、8 ビット YUV または 10 ビット YUV にレンダリング設定されたシーケンスでは、扱いが異なります。

対象製品

Shake, Final Cut Pro

参考:「ディスプレイ」環境設定の「ディスプレイキャリブレータアシスタント」を使って、アップル製ディスプレイを再キャリブレートするこ とは可能ですが、Final Cut Pro で作業する場合は「1.8 標準ガンマ」設定のガンマをそのままにしておく必要があります。ColorSync 設定は、Shake または Final Cut Pro のどちらにも自動カラーキャリブレーションやその他の補正に使われません。

QuickTime Movie の問題
Shake で作成した QuickTime ムービーを Final Cut Pro に読み込む場合、表示されるイメージのガンマが違うことに気付くことがあります。これは、Final Cut Pro がコンピュータディスプレイ上で、「キャンバス」に再生するシーケンスのガンマを自動的に低くするためです。QuickTime イメージのガンマは、シーケンスをビデオ出力したり、QuickTime ムービーとしてレンダリングする場合は、そのまま維持されます。

解決方法
Shake の「Viewer Lookup」コントロールを「Parameter」タブに読み込んで viewerGamma パラメータを .818 に変換して、合成結果が Final Cut Pro の「キャンバス」ウインドウでどのように表示されるかをプレビューできます。この操作は、イメージが Shake Viewer で表示される方法を変更するだけで、スクリプトの最終レンダリングイメージのガンマには、何の変更も加えません。

原因
Final Cut Pro は、YUV 色空間をサポートするコーデック(DV、DVCPRO 50、8/10 ビット非圧縮 4:2:2 コーデックを含む)を使った QuickTime ムービーはガンマ 2.2 で作成されていると想定します。これは一般に、NTSC および PAL ソースの両方から取り込まれたムービーでは正しいことです。シーケンスをビデオ出力したり、QuickTime ムービーとしてレンダリングしたりすると、出力のガンマは、色補正フィルタを追加していなければ、元のガンマと同じになります。

ただし、コンピュータのモニタ上で再生している間は、Final Cut Pro は「キャンバス」に再生するシーケンスのガンマを表示用に自動的に低くして 1.8 にします。これは、放送用モニタに表示しているように見せる方法です。この画面上の補正は、シーケンスのクリップの実際のガンマを変更しません。

RGB イメージファイルとシーケンスの問題
Shake から静止画像やシーケンスを Final Cut Pro に読み込む場合、シーケンスをビデオ出力したり、QuickTime ムービーとしてレンダリングしたりすると、ガンマが不適切に高くなることがあります。

解決方法
Final Cut Pro に読み込む前に、Shake for Mac OS X で FileOut ノードを使ってイメージシーケンスを QuickTime ムービーに変換します。これにより、読み込みが容易になり、さらにガンマが変更されないようになります。この変換を実行する際に最高品質を保つには、ソー スイメージファイルのビット深度に応じて、非圧縮 8/10 ビット 4:2:2 コーデックのいずれかを使用してください。QuickTime Player は 8 ビット以上のイメージに対して不必要なビット深度変換を行う場合があるので、この操作にはお勧めできません。

原因
Final Cut Pro は、すべての RGB イメージファイルはガンマ 1.8 で作成されていると想定します。RGB イメージファイルが Final Cut Pro に読み込まれて、8/10 ビット YUV レンダリングに設定されているシーケンスに編集されると、プロジェクトの他のビデオファイルと合わせるためにガンマは自動的に 2.2 に高くなります。この高くなったガンマが、シーケンスがビデオ出力されたり QuickTime ムービーとしてレンダリングされる場合に使用されます。

コンピュータのモニタ上で再生している間は、Final Cut Pro は「キャンバス」に再生するシーケンスのガンマを表示用に自動的に低くして 1.8 にします。これは、放送用モニタに表示しているように見せる方法です。シーケンスの静止画像クリップは、シーケンスがビデオ出力されたり QuickTime ムービーとしてレンダリングされる場合、ガンマは高くなったままです。

重要:Animation コーデック(RGB 色空間のみをサポート)で圧縮されている QuickTime ムービーもガンマ 1.8 で作成されていると想定されます。この結果、これらのクリップも 8/10 ビット YUV レンダリングに設定されているシーケンスに編集されると、ガンマは 2.2 に高くなります。

参考:「シーケンスの設定」の「ビデオ処理」タブにおけるシーケンスのレンダリングオプションの設定について詳しくは、Final Cut Pro のユーザーズマニュアルを参照してください。

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