Xsan: Xsan ボリュームの帯域幅に関連したビデオ制作のワークフロー管理

  • 最終更新日: 23 1月, 2009
  • 記事: HT2770
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概要

Xsan を使ったビデオ制作のワークフローでは、Xsan ボリュームとの間でビデオクリップのコピーが行われます。それぞれのコピー操作は、“ストリーム”と呼ばれます。ストリーミングビデオが必要となるビデオ制作では、取り込み、編集、再生の操作が行われます。同時アクセスのビデオストリームにより、Xsan ボリュームの利用可能な最小の総帯域幅の一部が消費されます。利用可能な最小の総帯域幅を超えるとフレーム落ちする可能性があるので、それを超えないようにビデオ編集のワークフローを管理することが重要です。

対象製品

Xsan

Xsan ボリュームの利用可能な最小の総帯域幅を計算する

6 ドライブ構成の 2 つの RAID 5 アレイとして設定されている 14 ドライブ構成の Xserve RAID では、1 秒あたり最小で 160 MB のデータを処理できます (1 台の RAID コントローラあたり 80 MB/秒)。利用可能な最小の総帯域幅を計算するには、ビデオストリームをやり取りする LUN (アレイ) の数に 80 MB/秒を掛けます。

6 ドライブ構成の 2 つの RAID 5 アレイとして設定されている 16 ドライブ構成の Promise VTrak では、1 秒あたり最小で 320 MB のデータを処理できます。6 ドライブ構成の 4 つの RAID 5 アレイとして設定されている 32 ドライブ構成の Promise VTrak ( SAS 接続の拡張シャーシー使用) では、1 秒あたり最小で 640 MB のデータを処理できます。

注意:最適なパフォーマンスを得るため、Promise VTraks を設定する際は、こちら の構成スクリプトを使ってください。

Xsan に関する注意:Xsan ボリュームの割り当て方式の設定とアフィニティは、ビデオストリームをやり取りできる LUN の数に影響します:

  • ラウンドロビンによる割り当て方式では、各ストレージプールにラウンドロビンの順番でデータがコピーされます。通常、この方法を使うと、最高のパフォーマンスが得られます。
  • アフィニティに書き込むと、データは強制的に 1 つのストレージプールに書き込まれます。これによりデータがコピーされる LUN の総数が限定される可能性があります。

ワークフローに必要な帯域幅を計算する

ベンダーのマニュアルを参照して、お使いのマルチメディアアプリケーションに必要な帯域幅を判断してください。Xsan では Xsan ボリュームへの同時アクセスが可能ですので、複数台のワークステーションが Xsan ボリュームのデータにいつでもアクセスできます。ワークフローに応じてワークステーションが同時にアクセスする必要がある同時ストリームの量が決まります。

ワークフローに必要な総帯域幅を計算するには、ワークステーションが同時にアクセスする必要がある各ビデオストリームの帯域幅を加算します。

注意:ワークステーションがアクセスするビデオの多層レイヤごとにストリームが形成されます。

必要な帯域幅と利用可能な帯域幅を比較する

フレーム落ちエラーを回避するには、お使いのマルチメディアアプリケーションに必要な帯域幅よりも利用可能な最小の総帯域幅のほうが大きくなければなりません。

例:6 ドライブ構成の 10 の Xserve RAID アレイで構成される Xsan ボリュームからのビデオストリームの場合、利用可能な最小の総帯域幅は、少なくとも 1 秒あたり 800 MB (10 x 80 MB/秒= 800 MB/秒) となります。

ワークフローに以下の帯域幅が必要だとします。

圧縮されていない SD(10 ビット)の 1 つの取り込みストリーム = 26.7 MB/秒
DVCPRO の 1 つの取り込みストリーム = 3.43 MB/秒
圧縮されていない SD(10 ビット)の 10 の編集ストリーム(26.7 MB/秒 × 10)= 267 MB/秒
DVCPRO の 10 の編集ストリーム(3.43 MB/秒 × 10)= 34.3 MB/秒
圧縮されていない SD(10 ビット)の 1 つの再生ストリーム = 26.7 MB/秒
DVCPRO の 1 つの再生ストリーム = 3.43 MB/秒

この場合、ワークフローに必要な総帯域幅は 361.56 MB/秒です。利用可能な最小の総帯域幅は 800 MB/秒でワークフローに必要な帯域幅 (361.56 MB/秒) を上回ることになり、ワークフロー時にフレーム落ちは発生しません。

利用可能な帯域幅が必要な帯域幅を上回っていてもフレーム落ちが発生する

Xsan ボリュームの利用可能な帯域幅が必要な帯域幅を上回っていてもフレーム落ちが発生する場合は、こちらの記事 を参照してください。

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