Final Cut Pro and Final Cut Express:MP3 および AAC オーディオファイルの読み込みについて
概要
この記事では、MP3 および AAC エンコードオーディオファイルを Final Cut Pro 3、Final Cut Pro 4、Final Cut Express に読み込む方法について説明します。
対象製品
Final Cut Express, Final Cut Pro
MP3 と AAC は、両方とも「損失を伴う」圧縮オーディオフォーマットです。これらは AIFF(非圧縮フォーマット)に変換して戻しても、オリジナルの非圧縮オーディオのサウンド品質を失います。このため、オリジナルがオーディオ CD の場合でも、デジタルシーケンスのプロジェクトの一部であっても、例えテープやレコードであっても、オリジナルのオーディオを使用してください。オーディ オ CD からオーディオトラックを読み込む方法については、記事:Final Cut Pro 3: オーディオ CD トラックを読み込む方法を参照してください。
以下の情報は、圧縮された MP3 または AAC ファイルのみが入手可能な場合の最悪のケースを想定しています。
MP3 および AAC オーディオファイルは、シーケンスのオーディオのサンプルレートに一致する非圧縮 AIFF ファイルに変換する必要があります。以下の手順のいずれかに従って、Final Cut Pro および Final Cut Express でオーディオを変換、読み込みします:
以下の手順を実行するには QuickTime Pro が必要となります。Final Cut Pro 3 および 4 には QuickTime Pro キーが含まれています。QuickTime Pro キーは、インストールガイドに記載されています。
注記:iTunes Music Store から購入した曲は、他のフォーマットに変換できません。補足:iTunes Music Store は、米国およびヨーロッバ向けのサービスとなります。
重要:このソフトウェアは、マテリアルを複製するために使用します。著作権のないマテリアル、お客さまが著作権を所有するマテリアル、ある いはお客さまが複製を許諾されたか法的に認められたマテリアルについて、複製するためにのみお客さまに対して使用許諾されるものです。もしお客さまがマテ リアルを複製する権利について不確かな場合、お客さまは法律上のアドバイザーに御相談される必要があります。
QuickTime Player の使用方法
- ブラウザでシーケンスを選択し、「編集」>「項目の情報」を選択して、Final Cut Pro または Final Cut Express シーケンスのオーディオサンプルレートを調べます。オーディオサンプルレートは「項目の情報」ウインドウに表示されます。デフォルトの DV プリセットは 48 kHz オーディオを使用します。
- Finder で MP3 または AAC オーディオファイルを検索します。曲が iTunes 内にある場合は、Finder で「ファイル」>「曲ファイルを表示」を選択して、曲を検索できます(または、以下の手順を使用します)。AAC 曲ファイルには異なる拡張子“.m4a”がついています。
- 曲ファイルを QuickTime Player アプリケーションアイコン上にドラッグします。
- 「ファイル」>「書き出し」を選択します。
- 「保存」ダイアログで、メディアフォルダに移動します。ここは AIFF ファイルを保存する場所になります。
- 「書き出し」ポップアップメニューから「サウンドから AIFF」を選択します。
- 「オプション」ボタンをクリックします。
- 「サウンド設定」ウインドウで、「圧縮プログラム」を“なし”、「レート」をシーケンスのサンプルレートに設定します。また、モノラルオーディオファイル以外は“ステレオ”を選択します。
- 「OK」をクリックして「サウンド設定」ウインドウを閉じます。
- 「保存」ボタンをクリックします。
- AIFF ファイルを Final Cut Pro または Final Cut Express プロジェクトに、他のメディアファイルと同様の操作で読み込みます。Finder から直接「ブラウザ」ウインドウにドラッグするか、または「ファイル」>「読み込み」>「ファイル」を選択します。
iTunes の使用方法
- 「iTunes」アプリケーションを開きます。
- 「iTunes」>「環境設定」を選択します。
- 「環境設定」ウインドウの上部の「読み込み」アイコンをクリックします(注記 1 参照)。
- MP3 または AAC エンコーダ(注記 3 参照)の代わりに AIFF エンコーダ(注記 2 参照)を選択します。
- 「設定」の隣のボタンをクリックします(デフォルトでは“自動”に設定されているはずです)。
- “カスタム”を選択します。
- サンプルサイズは“16 ビット”を選択します。
- チャンネルは“ステレオ”を選択します(ファイルがモノラルの場合は“モノラル”)。
- “48 kHz”を選択します。これは DV 用標準サンプルレートです(注記 4 参照)。
- 「OK」をクリックします。
- もう一度「OK をクリックします(注記 5 参照)。
これで、すべてのオーディオファイルは Final Cut Pro に読み込む準備が完了し、レンダリングの必要はありません。MP3 または AAC ファイルを iTunes で聞いたりエンコードするには、「読み込み」設定を MP3 または AAC エンコーダに戻してください。
注記:
- デフォルトでは、iTunes は AAC(注記 3 参照)エンコーダで 128 kbit/s を使って読み込むように設定されています。
- AIFF (Audio Interchange File Format) サウンドファイルは、アップルおよびいくつかの他社デベロッパによって定義されたサンプル(デジタル)サウンド用標準フォーマットです。これらのファイル は非圧縮 (PCM) オーディオファイルです。
- AAC (Advanced Audio Coding) は MPEG グループによって開発されました。QuickTime 6 の AAC コーデックは Dolby Laboratories 製の最新信号処理テクノロジーを元に作成されていて、真の意味での VBR (variable bit rate) オーディオエンコーディングを QuickTime にもらたしました。QuickTime での MP3 コーデックは、ユーザの選択によって、CBR (constant bit rate) または VBR (variable bit rate) オーディオエンコーディングを使用します。これらのファイルは圧縮オーディオファイルです。
- デフォルトでは、CD オーディオは 16 ビットステレオ、サンプルレート 44.1 kHz で記録されます。これは DV 標準ではありません。さらに、これらのファイルが Final Cut Pro に読み込まれる前に 48 kHz に変換されない場合は、再生時に音飛びする場合があります。
- デフォルトでは、iTunes は読み込んだオーディオファイルをすべて「iTunes Music」フォルダ (˜/Music/iTunes/iTunes Music) に保存します。非圧縮 AIFF ファイルがより良く動作するように、この場所を変更することをお勧めします。変更を行うには、手順 11 で「OK」をクリックする前に、「iTunes 環境設定」ウインドウで「詳細」アイコンをクリックしてください。「“iTunes Music”フォルダの場所」が表示されます。「変更」をクリックします。非 圧縮 AIFF ファイルを区別するために、デスクトップまたは他の場所を選択します。適用可能で関連する名前をつけるには、「新規フォルダ」を選択します。(MP3 や他の圧縮オーディオファイル用の)“iTunes Music”フォルダのデフォルトの場所に戻るには、「iTunes 環境設定」ウインドウで「詳細」タブに戻ります。「リセット」をクリックします。