QuickTime 7: インターネット配信用にムービーを準備する
概要
QuickTime 7: インターネット配信用にムービーを準備する
QuickTime Pro では、インターネット配信用のムービーを作成することができます。作成したムービーは、HTTP でのダウンロードアイテムまたはリアルタイムのストリーミングとして配信できます。
- HTTP でのダウンロード - このタイプの配信方法では、Web サイト利用者がムービーをハードディスクにダウンロードできます。ファストスタートは、標準的な Web サーバからのダウンロード中でも(ダウンロードが完了する前に)ムービーを再生できるようにするための QuickTime の機能です。この機能は、ファイルサイズが制限されている短いムービーに適しています。低速な接続環境では、ムービーの再生開始までには比較的時間がかか りますが、利用者のインターネット接続環境を問わず、高品質なムービー再生が可能になります。
- リアルタイムストリーミング - QuickTime Streaming Server によって提供されるこのタイプの配信方法では、モデムからブロードバンドまで、インターネットを経由してリアルタイムでムービーを配信できます。この方法 では、ファイルはハードディスクにはダウンロードされず、配信と同時にクライアントソフトウェアでムービーが再生されます。リアルタイム映像のウェブキャ スト、再生時間が長いビデオの配信、24 時間無休のインターネットラジオとテレビチャンネル、およびハードディスクへの保存に適していないファイルの配信には、ファストスタートではなく、リアル タイムストリーミングを利用します。QuickTime Streaming Server では、RTSP プロトコルが使われています。
対象製品
QuickTime
ファストスタート用のムービーを準備する
QuickTime Pro では、ムービーがユーザのハードディスク上に完全にダウンロードされる前に、Web サーバーからムービーの再生を開始するように設定することができます。これは「ファストスタート」ムービーと呼ばれます。ファストスタート設定は、ムー ビーを配信する直前に以下の手順で設定してください。ほかの変更や再度保存を行うと、ファストスタート設定の内容が取り消される場合があります。
ムービーをファストスタート用に変換する
- QuickTime Player でムービーを開きます。
- 「ファイル」メニューから「書き出し」を選択します。
- 「書き出し」ポップアップメニューから「ムービーから QuickTime ムービー」を選択します。
- 「オプション」をクリックし、Web 配信に適したムービーと音声の圧縮オプションを選択します。
- 「インターネットストリーミングを準備」チェックボックスが選択されていること、およびポップアップに「ファストスタート」が表示されることを確認します。
- 「OK」をクリックして「保存」をクリックします。

リアルタイムストリーミング用のムービーを準備する
インターネット経由のストリーミング用にムービーを設定するには、ユーザが利用する接続速度に適したデータレートになるようにムービーを圧縮します。ここ では、QuickTime Streaming Server または Darwin Streaming Server のヒントストリーミング形式を利用することができます。映像、音声、その他のトラックと同時にムービーに保存されるヒントトラックは、サーバ、転送パケッ トサイズ、使われるプロトコルに関する情報、簡単に説明すると「ネットワーク経由でムービーデータを送信する方法」を、QuickTime Streaming Server に提供する機能を担います。
ヒントストリーミングを選択すると、ムービーに「ヒントトラック(ムービーをストリーミングするために必要な情報)」が追加されます。ムービーがすでに目的の形式に変換されている場合は、ストリーミング用のムービーを QuickTime Player で開き、「ファイル」メニューから「書き出し」を選択し、「ムービーからヒントムービー」を選択します。ムービーの形式を変更する場合は、以下の操作を行います。
リアルタイムストリーミング用のムービーを変換する
- QuickTime Player でムービーを開きます。
- 「ファイル」メニューから「書き出し」を選択します。
- 「書き出し」ポップアップメニューから「ムービーから QuickTime ムービー」を選択します。
- 「出力」ポップアップメニューからストリーミングオプションを選択します。
- 「オプション」をクリックして「インターネットストリーミングを準備」チェックボックスを選択します。
- ポップアップメニューから「ストリーミング」を選択し、「OK」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。

QuickTime Streaming Server を利用して QuickTime ムービーをストリーミングする場合は、Web に適したビデオとオーディオの圧縮形式を使ってムービーファイルを圧縮してください。QuickTime の圧縮形式はすべて QuickTime Streaming Server に対応していますが、インターネット経由の配信では、以下の圧縮形式で最適な品質が実現します。
QuickTime が対応する圧縮形式については、Web サイトの「QuickTime」から「仕様」エリアを参照してください。
H.264、MPEG-4、Sorenson Video(任意のバージョン)、H.263、H.261
オーディオ圧縮形式
AAC、QUALCOMM PureVoice、AMR、QDesign
ストリーミング用ムービー作成の詳細については、QuickTime チュートリアルを参照してください。
リファレンスムービーを作成してインターネット経由での再生を最適化する
リファレンスムービーを使うことにより、異なる接続速度に対して適切なムービーを用意することができます。たとえば、標準的なモデムを使って接続している ユーザに対しては小さいサイズのムービーを用意し、ブロードバンド接続のユーザには大きいサイズのムービーを用意することができます。アップルでは、リ ファレンスムービーの作成を大幅に簡素化する MakeRefMovie X という無料のツールを用意しています。MakeRefMovie X は、こちらからダウンロードできます。
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