Mac OS X Server 10.5.5 のアップデート
概要
このソフトウェアは、Mac OS X Server のバージョン 10.5、10.5.1、10.5.2、10.5.3、10.5.4 を 10.5.5 にアップデートします。
対象製品
Mac OS X Server 10.5
重要:インストール前にお読みください。
- プログレスバーが変更なしの状態が数分間続いても、インストールプロセスを中断しないでください。停電などの理由でインストールが中断された場合は、「ソフトウェア・アップデート」ページから単体インストーラ(下記参照)をダウンロードし、アップデートをインストールしてください。
- このアップデートをインストールするには、スペースや「Option」キーを使う文字が含まれていない管理者アカウントのパスワードが必要です。パスワードは空白にできません。パスワードを変更する必要がある場合は、この記事を参照してください。
- このアップデートは、起動ボリューム以外のボリュームにもインストールできますが、現在の起動ボリュームがすでに Mac OS X Server バージョン 10.5.5 にアップデートされている場合にのみ行ってください。不適切なインストールによる問題を回避するには、アップデートするボリュームから起動するのが最も簡単な方法です。
- システムソフトウェアに変更を加えるような他社製のソフトウェアがインストールされていたり、何らかの方法でオペレーティングシステムが変更されていると、予期しない結果になることがあります(これは通常のソフトウェアインストールには適用されません)。
- Mac OS X Server Admin Tools バージョン 10.5.5 で動作中のサーバを管理するにはバージョン 10.5.5 を使用する必要があります。このバージョンの管理ツールは Mac OS X Server 10.5.5 アップデートに付属しています。このツールはソフトウェア・アップデートからダウンロードして、Mac OS X 10.5.5(クライアント)にインストールすることもできます。
インストール
Mac OS X Server バージョン 10.5.5 へのアップデート方法には、以下の 3 通りがあります。
- ソフトウェア・アップデートを使う
- 単体インストーラからインストールする
- サーバ管理経由、またはソフトウェア・アップデートのコマンドラインユーティリティを使用してリモートサーバ上にインストールする
ソフトウェア・アップデートのインストール
「ソフトウェア・アップデート」に、この記事へのリンクが含まれている場合があります。この機能の詳細については、こちらの記事を参照してください。他のアップデートの前提条件になっているアップデートもあるため、提供されているすべてのアップデートを入手するために「ソフトウェア・アップデート」を複数回使用しなければならないことがあります。
単体インストーラ
アップデートを手動でダウンロードおよびインストールする場合は、ソフトウェア・アップデート からインストーラが入手できます。これは複数のコンピュータをアップデートする必要があるが、必要なアップデートのダウンロードを 1 度で済ませたい場合に便利なオプションです。
注記::単体インストーラには、2 種類の別個のインストーラがあります。Mac OS X Server 10.5.5 アップデートは Mac OS X Server バージョン 10.5.4 にのみインストールするためのものです。Mac OS X Server 10.5.5 Combo アップデートは Mac OS X Server 10.5、10.5.1、10.5.2、10.5.3 または 10.5.4 にインストールできます。
リモートインストール
リモートサーバにアップデートをインストールする必要がある場合は、サーバ管理アプリケーション、または softwareupdate コマンドラインツールを使用してインストールできます。
アップデートの内容
このアップデートには Mac OS X Server バージョン 10.5.1、10.5.2、10.5.3、および 10.5.4 アップデートに含まれている改善事項に加え、以下のような機能向上が含まれています。
ファイルサービス
- NFS サービスで、「everyone」グループを含むアクセス制御リストを持つすべてのファイルおよびフォルダに適切にアクセスできるようになりました。
- 未知の UUID を伴うアクセス制御エントリに遭遇した場合にも、SMB サービスにより作業を中断することがなくなりました。
- 「サーバ管理」で SMB ファイルサービスに対して、Strict Locking を使用できるようになりました。
コラボレーションサービス
- システムログのメッセージでの「DirectoryService: Potential VM growth in DirectoryService...」というメッセージを伴い、Wiki とブログのパフォーマンスが遅くなる問題を解決します。
- iPhone と iPod Touch 上の Safari および iTunes と、Wiki、ブログおよび Podcast の互換性を強化しました。
- 外部ディレクトリシステムに接続された Wiki サーバ上での、Wiki のパフォーマンスを強化しました。
- Active Directory のユーザは、Wiki サーバがクリアテキスト認証を使用するように設定されている場合に、/users のウェブページから直接ブログを作成できるようになりました。詳細はについては、この記事を参照してください。
- iChat サービスと Adium のインスタントメッセージングクライアント間の問題を解決します。
- Kerberos 認証およびサービスアクセス制御リスト (SACL) を使用した場合に、iChat 接続での認証を正常に行います。
- iCal を使用する際のカレンダーのサービスパフォーマンスが向上します。
ディレクトリサービス
- NetBoot および DHCP サービスとディレクトリサービスの信頼性を強化します。
- Mac OS X Server が SMB サービスのプライマリドメインコントローラとして設定されている場合は、Open Directory グループがローカルグループではなくドメイングループとして正確に表示されるようになりました。
- プライマリドメインコントローラがオフラインになった場合は、バックアップドメインコントローラとして設定された Mac OS X Server が正確に認証を引き継ぐようになりました。注意:バックアップドメインコントローラでは SMB サービスを利用するため、ゲストアクセスを許可されている必要があります。
Active Directory プラグイン
- パケット署名や暗号化が有効になっている場合の、Active Directory ドメインに対するバインディングや認証の問題を解決します。
- Active Directory ドメインに対してバインディングを行う場合の「このドメインサーバを優先」オプションの信頼性を向上します。
- Active Directory のドメインコントローラにアクセスできない場合の、Active Directory ベースのモバイルアカウントに対する認証の遅延を低減します。
- 複数のレベルの Active Directory ドメインに対するバインディングの信頼性を向上します。
- 「.local」で終わる名前の Active Directory ドメイン内で、Active Directory ユーザーを認証する際の遅延を低減します。
Podcast プロデューサー
- Ruby で iTunes U への Podcast の投稿ができなかった問題を解決します。
ネットワーク
- ssh(リモートログイン)接続の受信を処理する sshd の信頼性を向上します。
カーネル
- Time Machine により、Xserve や Mac Pro にハードウェア RAID PCI カードで接続された RAID ボリュームへのバックアップを行う場合に、発生する可能性のあるカーネルパニックに対処します。
WebObjects
- 次の Web サイトを含みます。WebObjects 5.4.3 Update (WebObjects 5.4.3 アップデート)
サーバ管理
- 「サーバ管理」で、PPTP VPN サービスに対する RADIUS 認証および Kerberos 認証を正確に有効、表示できるようになりました。注記:PPTP に対する Kerberos 認証を有効にする方法の詳細については、この記事を参照してください。
- RADIUS サービスでは、802.11n を使用した AirMac Base Station のプライマリ IP アドレスを確実に表示するようになりました。
- 「サーバ管理」で DNS サービスの「ゾーン」タブ内の「値」によるソートが可能となりました。
システムイメージユーティリティ
- 「システム構成の設定を適用」操作時の特定の問題を修正します(「インストール後にクライアントを一致させるように ByHost 環境設定を変更」、「コンピュータ名とローカルホスト名の設定をファイルから適用」、および「クライアントをほかのディレクトリサーバにマップする」など)。
- ボリュームから NetInstall イメージを作成する場合に、「パッケージとインストール後スクリプトを追加」操作が正確に動作するようになりました。
ワークグループマネージャ
- コンピュータグループから、もしくはコンピュータグループに対しての、コンピュータの表示、追加、削除を強化します。
ディレクトリユーティリティ
- 「ディレクトリユーティリティ」に表示されるサーバ状況の信頼性を向上します。
ディスクユーティリティ
- ミラーのソフトウェア RAID ボリュームを再構築する際の信頼性を向上します。
そのほかの改善事項
- Mac OS X Server のセキュリティが向上します。Mac OS X Server 10.5.5 のセキュリティコンテンツの詳細については、この記事を参照してください。
- Mac OS X Server 10.5.5 には Mac OS X 10.5.5 Update(クライアントアップデート)で提供されるそのほかの改善事項を含みます。
追加情報
重要:アップル製以外の製品に関する情報は、単なる情報としてのみ提供されるものであり、アップル社による推奨や保証の対象にはなりません。詳しくは、ベンダーに関する情報を見つける を参照してください。