iPhoto 5 Frequently Asked Questions (FAQ): RAW フォーマットイメージを使用する
概要
以下の質問についてお答えします。
対象製品
iPhoto 5.x
RAW フォーマットイメージの使用について
- iPhoto では実際に RAW フォーマットのイメージデータを使えますか?RAW イメージの JPEG フォーマットのコピーしか見当たりません。
- 別の「編集」ウインドウでオリジナルの RAW フォーマットイメージを開くと、iPhoto にはなぜ RAW バッジが表示されないのですか?
- iPhoto はなぜ RAW フォーマットファイルを JPEG ファイルに変換する必要があるのですか?
- iPhoto から 16 ビットのイメージか XMP ファイルを書き出せますか?
- iPhoto から RAW ファイルを書き出すと、変更内容が書き出しの一部として保存されないのはなぜですか?
- RAW フォーマットで写真を撮ると、どのような利点がありますか?
- RAW イメージの読み込みに JPEG よりも時間がかかるのはなぜですか?
- 現在使用しているカメラが RAW 対応リストに含まれていません。なぜ対応できないのですか?
- RAW フォーマットの写真をブラウズしようとすると、普段は超高速な Mac のスピードが激減してしまいます。これはなぜですか?
以下の記事も参照してください。
iPhoto 5 FAQ: Working with slideshows(英語の情報です)
iPhoto 5 FAQ: Using the Adjust palette(英語の情報です)
RAW フォーマットイメージの使用について
- iPhoto では実際に RAW フォーマットのイメージデータを使えますか?RAW イメージの JPEG フォーマットのコピーしか見当たりません。
とてもよい質問です。iPhoto では実際に RAW フォーマットのデータを使用できます。写真の専門家でない人でも利用できるよう、独特のプロセスにより RAW フォーマットのワークフローは簡素化されています。iPhoto のメインウインドウで最初に RAW フォーマットのイメージを編集する際、RAW バッジはウインドウに最下部に表示されます。以下を参照してください。

バッジが表示されると、iPhoto はイメージのオリジナル RAW データを使用して編集作業をサポートします。「終了」をクリックすると、変更内容が RAW イメージデータに適用され、JPEG ファイルとして保存されます(オリジナルの RAW ファイルは変更されません)。RAW データの編集と JPEG フォーマットへの変換を一度に実行できるため、iPhoto では RAW フォーマットのワークフローが簡単になっているのです。
Adobe Photoshop などの専門的なプログラムを使用すると、RAW フォーマットを調整し、別のバッチプロセスを実行してイメージをすべて作業可能なフォーマット(JPEG または TIFF)に変換する必要があります。iPhoto では、この手順を簡略化しています。
注意:写真を再度編集する場合は、イメージがすでに JPEG ファイルになっているため、RAW バッジは表示されません。同じイメージを RAW データから再度編集するには、イメージを選択してから「写真」メニューの「オリジナルに戻す」を選択します。最初の編集内容を維持したい場合は、オリジナ ルに戻す前に「複製」を選択します。
- 別の「編集」ウインドウでオリジナルの RAW フォーマットイメージを開くと、iPhoto にはなぜ RAW バッジが表示されないのですか?
表示されるべきですが、現在は表示されません。現在、この問題解決に向けて取り組んでいます。解決されるまでは、RAW データのあらゆる編集作業をメインウインドウで行うとまぎらわしくありません。 - iPhoto はなぜ RAW フォーマットファイルを JPEG ファイルに変換する必要があるのですか?
RAW は参照用または「デジタルネガティブ」フォーマットであり、作業可能なフォーマットではありません。たとえば、RAW ファイルから直接印刷することはできません。さらに、iMovie などの他のプログラムやシステム環境設定は、RAW フォーマットを読み取れません。このため、iPhoto では RAW データを読み込む際に JPEG フォーマットのコピーを作成します。
- iPhoto から 16 ビットのイメージか XMP ファイルを書き出せますか?
現時点では、iPhoto は 16 ビットのカラーファイルまたは XMP (Extensible Metadata Platform) ファイルを書き出すことはできません。イメージを TIFF ファイルとして書き出すと、その写真は編集済みの JPEG イメージから取り出された 8 ビットの TIFF ファイルになります。iPhoto の RAW ワークフローは使いやすくデザインされており、専門家レベルの管理は必要ありません。写真をオリジナルの RAW イメージファイルとして書き出す(「写真の書き出し」ダイアログで「オリジナル」をイメージのフォーマットとして選択する)と、XMP サイドカーなしで修正されていない RAW ファイルを入手できます(メタデータはファイルに埋め込まれていません)。
- iPhoto から RAW ファイルを書き出すと、変更内容が書き出しの一部として保存されないのはなぜですか?
RAW 写真の倫理では、RAW ファイルは「デジタルネガティブ」としてみなされ、修正できないことになっています。RAW モードで編集する際の変更内容は、常に二次ファイルに保存されます。iPhoto では、この二次ファイルが JPEG になっています。Adobe Photoshop では、二次ファイルは XMP サイドカーファイルです。
- RAW フォーマットで写真を撮ると、どのような利点がありますか?
RAW フォーマットでキャプチャされたイメージを iPhoto などのイメージエディタで読み込むと、画質と編集の柔軟性が高くなります。RAW フォーマットは撮影ミスに対する保険のようなもので、カメラの設定がイメージデータとは別に保存されます。RAW イメージに関する詳細については、「iPhoto 5: RAW イメージフォーマットの使い方」を参照してください。
iPhoto では、編集用に 16 ビット RAW データを使い、その後 RAW ファイルから JPEG へ変換します。これによって、RAW イメージの 露出寛容度 が保持されるため、編集の柔軟性が高くなります。単に JPEG ファイルを読み込んだだけでは、この柔軟性は得られません。
- RAW イメージの読み込みに JPEG よりも時間がかかるのはなぜですか?
RAW イメージの読み込みに時間がかかるのは、iPhoto がイメージ読み込み時に JPEG フォーマットのコピーを作成しているためです。JPEG に変換することにより、RAW フォーマットを読み取れない Mac OS X の他の部分でも、編集する前からイメージを使用できるようになります。
- 現在使用しているカメラが RAW 対応リストに含まれていません。なぜ対応できないのですか?
RAW ファイル対応カメラの互換性確認には多大なテストが必要です。また、互換性が確認されたカメラを追加するにはソフトウェアをカスタマイズしなくてはなりま せん。今回は RAW イメージに対応する最初の iPhoto リリースなので、SLR タイプのカメラのほか、ハイエンドのアマチュアカメラマンおよび RAW フォーマットの質を高く評価しているプロが使用する可能性が最も高い数種類のモデルのみに的を絞りました。今後リリースされる iPhoto では、対応できるカメラの機種を追加する予定です。
- RAW フォーマットの写真をブラウズしようとすると、普段は超高速な Mac のスピードが激減してしまいます。これはなぜですか?
ブラウズのスピードを高速に保つため、iPhoto はサムネールのイメージ(オリジナルの縮小コピー)を表示します。しかし、iPhoto のズームスライダを動かしてサムネールを拡大すると、サムネールの最大既定サイズを容易に超えてしまいます。この場合、iPhoto はオリジナルのイメージファイルに戻り、ユーザがスクロールする間、リアルタイムで画面に合ったサイズに変更するよう急な動作を行います。たとえば、すべ てのサムネールはそれぞれ 30 KB 、オリジナルのイメージが 1 枚につき 3 MB 程度だとすると、ブラウズされているイメージのサイズをすべて 100 倍も拡大したことになります。Power Mac G5 でさえも、このような急増には容易に対応できません。これは、ブラウズしているイメージのフォーマットが RAW か JPEG かに関りなく発生します。
iPhoto に最大サイズのサムネールのみを表示するよう強制できないものかとお考えになった方もいらっしゃるでしょう。実は、これは簡単に実行できるのです。写真をブラウズする際にキーボードの「2」キーを押すと、サムネールを最大サイズに変更できます。
この記事を評価する: