Mac OS X 10.5:ファイアウォールまたは NAT とともに iChat を使用する
概要
Mac OS X 10.5 Leopard に組み込まれている iChat の新しいバージョンでは、ファイアウォール と NAT ルータを介してオーディオ/ビデオチャットが簡単にできるようになりました。
通常、ほとんどのファイアウォールやルーターの設定は、変更なしで iChat トラフィックが通過することを許可します。ただし、iChat オーディオ/ビデオチャットを確立する際に問題が発生したことがある場合は、お使いのネットワークデバイスにこの記事の推奨事項を適用してみてください。
Mac OS X 10.4 Tiger を実行している Mac の場合は、10.4:ファイアウォールや NAT ルータとともに iChat AV を使用する」を参照してください。
対象製品
Mac OS X 10.5, iChat
ファイアウォールとルーターについて
ネットワーク設定には、ファイアウォール、ルーター、またはそれらの組み合わせが関係してきます。
Mac OS X にはファイアウォールが内蔵されています。たとえば、Mac がブロードバンドモデムを介してインターネットに直接、接続されている場合、ローカルのファイアウォールは iChat トラフィックを許可しなければなりません。そうしないと iChat が正しく機能しないためです。
また、ルーターや AirMac Extreme などの無線ベースステーションを経由してインターネットに接続する場合もあるでしょう。この場合、ルーターや無線ベースステーションの設定を変更して iChat が動作できるようにする必要があります。
ルーターや無線ベースステーションの設定に関する詳細は、お使いのデバイスに付属しているマニュアルを参照してください。
もちろん、ファイアウォールとルーターを組み合わせて使っている場合は、iChat によるオーディオ/ビデオチャットが可能となるように関係するデバイスすべての設定を変更する必要があります。
iChat のポート条件
デフォルトでは、Mac OS X 10.5 の iChat では、すべてのオーディオ/ビデオ iChat トラフィックに UDP ポート 16402 を使用しようとします。ポート 16402 が使用できない場合、iChat は次の 10 ポートからポート 16402 の次に低いポートを使用します。使用できるポートが見つかるまでこれを繰り返します。したがって、ルーターまたはファイアウォールで有効にしておく必要があるポート範囲は 16393 ~ 16402 です。
この範囲のポートで使用できるポートがない場合、iChat は最後の試みとして無作為にポートを選択します。
iChat のこれまでのバージョンと異なり、Mac OS X 10.5 の iChat では複数のポートを同時に開く必要はありません。有効なポートが見つかると、すべてのシグナリングおよび AV トラフィックはそのポートを介して送信されます。
お使いのファイアウォールまたはルーターに受信および送信ポートを有効にするオプションが用意されていない場合、16393 ~ 16402 という範囲が確実にそれぞれの一覧に含まれている必要があります。SNATMAP サービスの場合、外部ホストにポート 5678 で接続できることも確認する必要があります。SNATMAP サービス (詳細についてはここを参照) を使うと、NAT ファイアウォールで保護されている状態であっても iChat クライアントは相互に通信できるようになります。
これまでのパージョンの iChat でオーディオ/ビデオチャットするためポート要件
Mac OS X 10.5 と Mac OS X 10.4 Mac でオーディオ/ビデオチャットが行われるとき、10.5 ベースの Mac では単一ポート (ほとんどの場合、16402) を継続して使用します。すべての受信および送信トラフィックがこのポートを経由します。10.4 ベースの Mac では 5 つのポートの組み合わせを使用します。
もし 10.4 および 10.5 の Mac が混在する環境で、両方の Mac がファイアウォールまたは NAT ルーターで保護されている場合、この記事に記載しているポートのほかに、関連する Mac OS X 10.4 の記事に記載されているポートも開く必要があります。