Aperture:プリントおよび Web のためのカラーとガンマ設定

  • 最終更新日: 26 11月, 2008
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概要

適切なカラー設定を行うには、まずカメラ撮影を行い、ディスプレイを補正して良し悪しを決定し、Web パブリッシング、インクジェット、カラー印画紙現像 (RA-4 処理)、または CMYK オフセットプレスなど、どの形式で出力するかを決定する必要があります。すなわち、画面上のイメージどおりのカラースペース、ホワイトポイント、ガンマバイアスを、プリンタまたはプリントサービスを通じて出力することが目的です。Aperture を使えば、このプロセスを簡単に実行できます。以下では、まずカメラ設定から順に説明して行きます。

対象製品

Aperture, プリント/フォトサービス

カメラ設定

お使いのカメラにある sRGB や Adobe 1998 などのカラースペースプリセットを使いこなせるようになりましょう。カメラに RAW モードがある場合は、RAW モードに設定することをお勧めします。このモードにすると、カメラで可能なすべてのカラーを保持できます。RAW モードがない場合は、Adobe 1998 のほうが sRGB より多くのカラーを捕らえることができます。

ヒント:sRGB で撮影する特別な理由がないのであれば、撮影時にオプションを制限するより、広い領域で撮影してから後で縮小することをお勧めします。sRGB で 直接 JPEG に撮影する場合は、後でそれをカラースペースとして選択する必要があります。

ディスプレイを補正する

ディスプレイの補正は、カラーワークの基礎です。最高の効果を出すために、ここでしっかりと作業する必要があります。お使いのディスプレイに色かぶりがあると、プリント全体が青みがかる場合があります。また、間違ったガンマを選択すると、Web 上のイメージが暗くなりすぎてしまいます。

環境設定の「ディスプレイ」パネルで「詳細モード」を使って、Web 上のイメージを実際のカラーに近づけることはできますが、プロ (またはプロ並み) の仕上がりにするには、Pantone ColorVision Spyder、Gretag Macbeth Eye-One Display 2、または MonacoOPTIXxr などのハードウェアキャリブレーションデバイスを購入することをお勧めします。マウスのように見えるこれらのデバイスは、ディスプレイの前にかけ、センサーで出力を測定して、ディスプレイに完全に一致するプロファイルを作成します。

環境設定の「ディスプレイ」パネルの「詳細モード」で手動調整する場合は、以下の手順を実行します。

  1. アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
  2. ディスプレイのアイコンをクリックします。
  3. 「カラー」タブをクリックします。
  4. 「補正」ボタンをクリックします。
  5. 「詳細モード」チェックボックスを選択します。
  6. 「続ける」をクリックし、「ガンマとホワイトポイントを選択する」セクションを読んでから、画面の指示に従って完了します。
ヒント:プロファイルを作成した後は、作成をシステム環境設定内で行ったかハードウェアデバイスを使ったかにかかわらず、新規プロファイルを作成するまで、「ディスプレイ」パネルで常にそのプロファイルが選択されている状態にしておく必要があります。Adobe 1998 や sRGB IEC61966-2.1 などのカラースペースについては後述しますが、ディスプレイに一致するプロファイルを選択する必要はありません

ガンマとホワイトポイントを選択する

ディスプレイの補正を行っている間に、ガンマとホワイトポイントを選択する必要があります。正確な選択は、イメージをどのように使うかによって決まります。以下のような原則が当てはまります。

カラーマネージメントの専門家に指示されている場合を除き、ガンマは 2.2、ホワイトポイントは D65 を選択してください。

Windows の PC では ガンマ 2.2 が使われるため、従来の Mac で編集された ガンマ 1.8 のイメージは、大半のインターネットユーザに対して正確に表示されません。これは、Mac を使っている友人が、あなたが 2.2 で作成したものを見るためにディスプレイをガンマ 2.2 にわざわざ切り替えなければならないということです。Mac をお使いの写真家ゲーリー・バラードさんは、この現象についてのデモを提供しています。こちら (英語の情報です) を参照してください。

カラー印画紙現像 (RA-4 処理) を使う Fuji Frontier minilab などのラボやインターネットベースのサービスでは、sRGB IEC1966-2.1 カラースペースにはガンマ 2.2 を使うことを一般的に推奨しています。これは、Pictage、Smugmug、Shutterfly などのサービスについても同様です。

D50 より D65 が推奨される理由
D50 のホワイトポイントは、10 年前にプロの方達の間で大流行していました。宣伝には D50 を取り上げたものもありましたが、これは過去のこととなりました。D50 は、紙やライトテーブル (下から光を当てる台) などを使った写真加工が主流だった頃に使われていました。現在は、デジタル編集やインターネットパブリッシングが重視されているため、D65 のホワイトポイントが主流になっています。

D50 と D65 の違いは、「色順応」という技術を使って、自動的に修正できます。したがって、高度な訓練を受けた専門家でない限りは、D65 を使うことをお勧めします。

カラースペースを選択する

ここで Aperture の設定をします。カラースペースに関連する設定を行う前に、目的に合ったカラースペースを決定することが必要です。

カラースペースとは、目に見えるカラーの領域のサブセットであり、利用できる技術を使って作業することができます。カメラやプリンタは目に見えるカラーすべてを再現することはできませんが、ある機種はほかの機種よりすぐれています。たとえば、高性能のインクジェットプリンタは、カラー印画紙現像 (RA-4 処理) より多くのカラーをプリントできます。RAW モードのプロフェッショナル DSLR を使うと、直接 JPEG にする自動露出より多くのカラーを捕らえることができます。ここでも、出力に近いカラースペースで編集することが重要です。

RA-4 を使用するプリンタでは、ほとんどの場合 sRGB IEC61966-2.1が推奨されますが、これはインターネット上でも好ましいカラースペースです。オフセット印刷や高性能のインクジェットに関しては、Adobe 1998 などの広い領域のカラースペースを使うことをが推奨されます。どのような場合でも、プリントサービスまたはプリンタのマニュアルを参照してください。

Aperture でカラースペースを設定する

Adobe Photoshop とは異なり、作業領域を設定する必要はありません。その代わり、Aperture では最終出力で作品がどのように見えるかを表示するオンスクリーンプルーフを適用する場合を除いて、常に広い領域で作業します。プロジェクトで主に 1 つの出力方法 (RA-4 など) のみを使うとわかっている場合は、編集時にオンスクリーンプルーフを常にオンにしておくことをお勧めします。これには、作業領域を設定するのと同じ効果があります。

プロジェクトの編集が完了したら、「書き出しのプリセット」を設定して、オンスクリーンプルーフに使用する ColorSync プロファイルと一致させます。

ヒント:プロファイルのリストが一致しない場合があります (Aperture 1.1 以降では解決されています)。たとえば、Adobe RGB は「オンスクリーンプルーフ」オプションとしてではなく、「書き出しのプリセット」オプションとして含まれています。Adobe 1998 のプルーフを行う際は、ColorMatch RGB または Wide Gamut RGB を使うようにしてください。

RA-4 を出力例としてカラー設定を行うには、以下の手順を実行します。

  1. 表示」メニュー > 「プルーフ用プロファイル」 > 「sRGB IEC61966-2.1」の順に選択します。
  2. 再び「表示」メニューを表示すると、「オンスクリーンプルーフ」の横にチェックマークが表示されています。これは、最初にプロファイルを選択した後にのみ表示されます。これ以降は、このメニューコマンドを選択するか、または「Shift + Option + P」のショートカットキーを使ってオン/オフにできます。
  3. Aperture」メニュー > 「プリセット」 > 「イメージ書き出し」の順に選択します。
  4. 「書き出しのプリセット」ダイアログで、「ColorSync プロファイル」ポップアップメニューから「sRGB IEC61966-2.1」を選択します。
  5. 「OK」をクリックします。

必要な手順はこれだけです。行う設定は 2 つだけです。ご自分で印刷する場合は、「書き出しのプリセット」でガンマ調整スライダを使って、お使いのプリンタでもっとも美しく印刷できる設定を試してみることもできます。プリンタ設定やプリントのプリセットに関する詳細については、「 Aperture:プリンタ用に最適化する方法」を参照してください。

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