Mac 101:Time Machine
概要
Time Machine では、Mac OS X v10.5 以降のシステム全体が自動的にバックアップされます。これにより、デジタル写真、音楽、ムービー、テレビ番組、書類など、Mac 上のすべての最新版を保持できます。また必要に応じて、「時間を遡って」ファイルを復元することも簡単です。
ここでは、Time Machine でバックアップが実行されるように設定する方法、バックアップから項目 (またはシステム全体) を復元する方法、既存のバックアップを新しい Mac で使う方法などを説明します。
対象製品
Time Machine
Time Machine のバックアップを設定する方法
Time Machine の設定は、Mac に外付けハードディスクを FireWire や USB で接続したり、Time Capsule 経由で接続する場合と同じくらい簡単です。デスクトップ型 Mac で起動に使われていないディスクがある場合などは、セカンダリ内蔵ディスクを利用することもできます。
注意:Time Machine を Time Capsule と同時に利用する場合は、以下の「Time Machine でのバックアップ用に Time Capsule を設定する方法」に進んでください。
ハードディスクを初めて接続した場合は、そのディスクをバックアップディスクとして利用するかどうかを指定するメッセージが Time Machine に表示されます (バックアップディスクが指定されていない場合)。

Time Machine でのバックアップ用として利用する場合は、「バックアップに使用」をクリックして決定します。決定後、指定したバックアップディスクが選択されて Time Machine が有効になった状態で、Time Machine の環境設定が表示されます。
以上の設定で、Time Machine が自動的にバックアップを実行するようになります。
データの容量によっては、最初のバックアップが完了するまでに数時間かかる 場合も あります。最初のバックアップは中断しないようにしてください。Time Machine によるバックアップ中でも、継続して Mac を使うことができます。詳細は、「Time Capsule を使ってはじめてバックアップする」を参照してください。
最初のバックアップが完了した後は、バックアップ後に変更されたファイルに対してのみ、Time Machine によって毎時間バックアップが実行されます (バックアップディスクが接続されている場合)。
Time Machine では、バックアップディスクの容量がいっぱいになるまで、過去 24 時間分のバックアップが毎時間、過去 1 か月分のバックアップが毎日、および毎週のバックアップがそれぞれ実行されます。
注意:FileVault を利用している場合は、ログアウトした際にのみホームフォルダがバックアップされます。
Time Machine でのバックアップ用に Time Capsule を設定する方法
ネットワーク上に Time Capsule がある場合は、それを Time Machine のバックアップディスクとして利用できます。ネットワーク上の Time Capsule を設定する方法については、Time Capsule に付属する マニュアル を参照してください。
Time Capsule の設定が完了した後、Time Machine の環境設定を開いて「ディスクを変更」ボタンをクリックします。表示されるシートで対象の「Time Capsule」を選択します。Time Capsule に設定されている名前およびパスワードを入力します。Time Machine の環境設定は、以下のようになります。

Time Machine の環境設定
Time Machine の環境設定 (システム環境設定内) では、「オプション」ボタンをクリックして設定内容を変更します。「オプション」をクリックすると、次のようなシートが表示されます。

このシートでは、ファイル、フォルダ、ボリューム全体をバックアップ対象から除外することができます。これは、バックアップディスクの容量を確保しておく場合などに行います。
ヒント:サイズの大きなファイル (1 GB を超えるファイルなど) を頻繁に変更する場合は、そのファイルを「バックアップから除外する項目」リストに追加することをお勧めします。Time Machine では、前回のバックアップ以降に変更された内容の量にかかわらず、変更されたファイルがバックアップされます。
「古いバックアップの削除時に警告」オプションを選択すると、バックアップディスクから古いバックアップが削除される (新しいバックアップ用の容量を確保するため) 際に、警告が表示されます。
Time Machine のバックアップからファイルを復元する方法
Time Machine では、「時間を遡って」ファイルまたはシステム全体を復元することができます。復元を実行する際は、バックアップディスクが接続およびマウントされていることを確認してください (ディスクが接続およびマウントされていない場合は、Time Machine の起動時に「Time Machine バックアップの保存場所が見つかりません」という警告が表示されます)。
特定のファイルまたはフォルダを復元する方法
バックアップディスクが接続されている状態で Dock 内の Time Machine アイコンをクリックすると、Time Machine のインターフェイスが表示されます。このインターフェイスでは、文字通り「時間を遡って」ウインドウを表示させることができます。

ウインドウ右側のタイムラインを使うと、過去の特定の時点まで遡ることができます (このタイムラインには、バックアップディスク上のすべてのバックアップの時間が表示されます)。ファイルを消失した正確な時間がわからない場合は、後ろ向き矢印をクリックすると、そのファイルが最後に変更された時点まで Time Machine が自動的に時間を遡ります。
また、Finder で Spotlight 検索を実行してファイルを検索することもできます。その場合は、Spotlight 検索フィールドに入力して後ろ向き矢印をクリックすると、Time Machine がバックアップを検索してファイルを探します。
ファイルを復元する前に クイックルック を利用してファイルをプレビューし、目的のファイルかどうかを確認することもできます。その際は、対象のファイルをハイライトしてスペースバーを押すと、プレビューが表示されます。
復元を実行するには、目的のファイルまたはフォルダを選択して「復元」ボタンをクリックします。選択したファイルやフォルダは、デスクトップまたは適切なフォルダに自動的にコピーされます。
注意:FileVault を利用している場合、ホームフォルダ内の個々の項目を参照することはできません。しかし、Mac OS X インストーラの バックアップからシステムを復元 機能を利用することによって、すべてのファイルおよびフォルダを復元することができます。
すべてのファイルまたは FileVault で保護されたホームフォルダを復元する方法
バックアップディスクが接続されている状態で、Mac OS X 10.5 インストールディスクから起動します。起動後、Mac OS X インストーラの バックアップからシステムを復元 機能を実行します。
既存の Time Machine バックアップを新しい Mac で利用する方法
新しい Mac をご購入いただいた場合は、既存の Time Machine バックアップから、アプリケーション、ファイル、設定、およびその他の情報をすべて転送することができます。この転送は、Mac を初めて起動した際、または「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダに収録されている移行アシスタントアプリケーションを使うことによって実行できます。
Time Capsule 経由でこれを行う場合は、こちらの記事 を参照してください。
追加情報
バックアップディスクの容量不足
バックアップディスクの残り容量が少なくなってきた場合、Time Machine はもっとも古いバックアップを自動的に削除し、新しいバックアップ用の容量を確保します (Time Machine の環境設定で「古いバックアップの削除時に警告」オプションが選択されている場合は、その際に警告が表示されます)。
バックアップディスクの容量不足が頻繁に発生し、最近のバックアップしか残らなくなった場合は、以下の対策を考慮してください。
- 容量の大きいディスクを使う。新しいディスクを初めて接続した場合は、Time Machine の環境設定でそのディスクを選択してください。ヒント:「ほかの Time Machine ディスクをブラウズ」機能を使うと、元のバックアップディスクを参照して過去のバックアップを探すこともできます。この機能を表示するには、「option」キーを押しながら Finder の「Time Machine」メニューをクリックします (このメニューを表示可能にするには、Time Machine の環境設定で「Time Machine の状況をメニューバーに表示」を選択しておく必要があります)。
- Time Machine の環境設定で「バックアップから除外する項目」リストに項目を追加 (上記を参照) し、バックアップ対象の情報の量を減らす。これにより、バックアップディスク容量不足の発生頻度が低下します。
- 不要になったファイルを (デスクトップ、「文書」フォルダ、ホームフォルダなどから) 削除し、バックアップされないようにする。また、バックアップディスク自体から削除してもかまわないファイルを Time Machine から検索して削除することにより、容量を節約することもできます。これを行うには、Time Machine の Finder ウインドウで対象のファイルを選択し、「操作」ポップアップメニュー (歯車アイコン) から「すべての“...”のバックアップを削除」を選択します。その際は、不要なファイルまたは将来必要ないファイルのみを削除するように注意してください。