Promise VTrak:パフォーマンス最適化のための設定
概要
この記事のガイドラインに従って、 Promise VTrak RAID が最適なパフォーマンスを実現できるように構成してください。Promise VTrak RAID は手動で構成することもできますが、この記事で説明するスクリプトに従って構成することをお勧めします。スクリプトと手動の両方の構成方法を以下に説明します。
注意:Xsan 特有の構成スクリプトは復元可能なスペアドライブを構成します。ドライブを交換する場合は、データはスペアドライブから交換したドライブに移行されます。移行処理の間はパフォーマンスに影響します。
対象製品
Xsan, Xsan 2, Promise VTrak
スクリプトによる構成
A. スクリプトファイルを作成する
以下の一覧からどのスクリプトを使うかを決めて、リンクの付いた記事をクリックしてスクリプトのテキストを入手します。リンク先の記事にある指示に従ってスクリプトを保存し、この記事に戻ってください。
- RAID コントローラ:Xsan (メタデータおよびデータ)
Xsan ボリュームとして使う RAID コントローラを構成します。アレイがメタデータ用の LUN および 2 つのデータ用の LUN として使われるように構成します。それぞれの Xsan ボリュームに 1 つのメタデータ用の LUN を含める必要があります。
- SAS で接続された 1 つめの拡張シャーシのみ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームの RAID コントローラとともに使う、SAS で接続された 1 つめの拡張シャーシを構成します。アレイが 2 つのデータ用の LUN および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- SAS で接続された 2 つめの拡張シャーシのみ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームの RAID コントローラとともに使う、SAS で接続された 2 つめの拡張シャーシを構成します。アレイが 2 つのデータ用の LUN および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- SAS で接続された 3 つめの拡張シャーシのみ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームの RAID コントローラとともに使う、SAS で接続された 3 つめの拡張シャーシを構成します。アレイが 2 つのデータ用の LUN および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- SAS で接続された 4 つめの拡張シャーシのみ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームの RAID コントローラとともに使う、SAS で接続された 4 つめの拡張シャーシを構成します。アレイが 2 つのデータ用の LUN および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- RAID コントローラ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームとして使う RAID コントローラを構成します。アレイが 2 つのデータ用の LUN および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシ:Xsan (メタデータおよびデータ)
Xsan ボリュームとして使う RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシを構成します。アレイがメタデータ用の LUN、4 つのデータ用の LUN、および 1 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。それぞれの Xsan ボリュームに 1 つのメタデータ用の LUN を含める必要があります。
- RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシ:Xsan (データ専用)
Xsan ボリュームとして使う RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシを構成します。アレイが 4 つのデータ用の LUN および 2 つの 音声/スクラッチファイル用の LUN として使われるように構成します。メタデータ用の LUN をすでに持つ Xsan ボリュームにデータ用の LUN を追加して構成する場合に使います。
- RAID コントローラ:直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる RAID コントローラを構成します。
- RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシ:直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシを構成します。
- RAID コントローラ:スペアのある直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる RAID コントローラを構成します。パフォーマンスは損なわれますが可用性を向上させるためにスペアドライブを構成します。
- RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシ:スペアのある直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる RAID コントローラおよび SAS で接続された拡張シャーシを構成します。パフォーマンスは損なわれますが可用性を向上させるためにスペアドライブを構成します。
- RAID コントローラ - 8 ドライブモデル - 直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる 8 ドライブ RAID コントローラを構成します。
- RAID コントローラ - 8 ドライブモデル - スペアのある直接接続
1 台のコンピュータからアクセスするために Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムとしてフォーマットされる 8 ドライブ RAID コントローラを構成します。パフォーマンスは損なわれますが可用性を向上させるためにスペアドライブを構成します。
- コントローラモジュールのみ
Promise VTrak のコントローラモジュールが交換された場合は、交換したコントローラモジュールが最適なパフォーマンスを実現できるようにこのスクリプトを使って構成してください。
B. ドライブを構成できるように準備する
- WebPAM PROe 管理ツールを使って VTrak RAID に接続します。Promise VTrak ファームウェアの新しいバージョンでは、Bonjour 検出をサポートしています。 ネットワーク上の Promise RAID の検出方法については、製品マニュアルの最新バージョンを参照してください。Webブラウザに警告メッセージが表示された場合は、 この記事を参照してください。
- プロンプトが表示されたら認証を行います。Promise RAID に割り当てられている管理者名とパスワードが分からない場合は、製品マニュアルを参照してください。
注意:スクリプトでは、VTrak RAID には既存のディスクアレイ またはスペアドライブが構成されていないことを前提にしています。スクリプトをインポートする前に既存のディスクアレイ またはスペアドライブの構成をすべて削除する必要があります。重要:既存のディスクアレイを削除すると、そのディスクアレイ上の既存のデータはすべて失われます。処理を続ける前に、すべてのデータが別のストレージデバイスにバックアップされていることを確認してください。
既存のディスクアレイの削除方法
- 「Disk Arrays」を選択します。
- 「Delete」タブをクリックします。
- 「Delete Disk Arrays」の下の最初のチェックボックスをオンにします。これで、一覧にあるすべての既存のアレイを自動的に選択できます。
- 「Submit」をクリックして、ダイアログボックスに「CONFIRM」と入力します。
既存のスペアドライブの削除方法
- 「Spare Drives」を選択します。
- 「Delete」タブをクリックします。
- 「Delete Spare Drives」の下の最初のチェックボックスをオンにします。これで、一覧にあるすべての既存のアレイを自動的に選択できます。
- 「Submit」をクリックして、ダイアログボックスに「CONFIRM」と入力します。
C. 構成スクリプトをインポートする
- WebPAM PROe 管理ツールを使って VTrak RAID に接続します。Promise VTrak ファームウェアの新しいバージョンでは、Bonjour 検出をサポートしています。 ネットワーク上の Promise RAID の検出方法については、製品マニュアルの最新バージョンを参照してください。Webブラウザに警告メッセージが表示された場合は、この記事を参照してください。
- プロンプトが表示されたら認証を行います。Promise RAID に割り当てられている管理者名とパスワードが分からない場合は、製品マニュアルを参照してください。
- 「Administrative Tools」を選択します。
- 「Import」タブをクリックします。
- 「Type」フィールドを「Configuration Script」に設定します。
- 「Local File Name」フィールドをスクリプトへのパスを入力するか、または「Browse」ボタンをクリックして保存済みのスクリプトを選択します。
- 「Submit」をクリックします。
- スクリプトがあってそれに問題が確認された場合は、次に表示されるページにレポートが表示されます。エラーメッセージがない場合は、「Next」をクリックします。
これでディスクアレイとスペアドライブの構成が完了します。
手動による構成
Promise VTrak RAID が最適なパフォーマンスを実現できるように手動で構成する方法を以下に説明します。上記の説明にある構成スクリプトを使った場合は、以下の手順は必要ありません。
- WebPAM PROe 管理ツールを使って VTrak RAID に接続します。Promise VTrak ファームウェアの新しいバージョンでは、Bonjour 検出をサポートしています。 ネットワーク上の Promise RAID の検出方法については、製品マニュアルの最新バージョンを参照してください。Webブラウザに警告メッセージが表示された場合は、この記事を参照してください。
- プロンプトが表示されたら認証を行います。Promise RAID に割り当てられている管理者名とパスワードが分からない場合は、製品マニュアルを参照してください。
ドライブを構成できるように準備する
注意:この手順では、VTrak RAID には既存のディスクアレイ またはスペアドライブが構成されていないことを前提にしています。以下の手順を実行する前に既存のディスクアレイ またはスペアドライブの構成をすべて削除する必要があります。重要:既存のディスクアレイを削除すると、そのディスクアレイ上の既存のデータはすべて失われます。処理を続ける前に、すべてのデータが別のストレージデバイスにバックアップされていることを確認してください。
既存のディスクアレイの削除方法
- 「Disk Arrays」を選択します。
- 「Delete」タブをクリックします。
- 「Delete Disk Arrays」の下の最初のチェックボックスをオンにします。これで、一覧にあるすべての既存のアレイを自動的に選択できます。
- 「Submit」をクリックして、ダイアログボックスに「CONFIRM」と入力します。
既存のスペアドライブの削除方法
- 「Spare Drives」を選択します。
- 「Delete」タブをクリックします。
- 「Delete Spare Drives」の下の最初のチェックボックスをオンにします。これで、一覧にあるすべての既存のアレイを自動的に選択できます。
- 「Submit」をクリックして、ダイアログボックスに「CONFIRM」と入力します。
グローバル設定の構成方法
- 「Controllers」> 「Controller 1」>「Settings」を選択します。
- 「Enable LUN Affinity」チェックボックスをオンにします。
- 「Adaptive Writeback Cache」をチェックします。
- 「Host Cache Flushing」の選択を解除します。
- 「Forced Read Ahead」をチェックします。
- 「Submit」をクリックします。
- 「Controller 2」についても同じ手順を繰り返します。
ディスクアレイを構成します。
注意:
- Xsan は 512 バイトのセクター値のみをサポートします。
- ディスクアレイを作成するとき、各ディスクアレイの「Preferred Controller ID」の値を「Controller 1」と「Controller 2」で交互に入れ替えて、各コントローラモジュールに均等の数のハードドライブを割り当てるようにしてください。
- 以下の手順で説明されていない設定はすべてデフォルトのままにしておきます。
- 「Stripe」の値は「64K」、「Sector」の値は「512 Bytes」のままにします。
ドライブ 2 台での Xsan メタデータ用のディスクアレイの構成
- 「Disk Arrays」を選択します。
- 「Create」タブをクリックします。
- 「Advanced Configuration」を選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Disk Array Alias」を割り当てます。
- 「Enable PDM」および「Enable Media Patrol」をチェックします。
- 2 つのディスクを選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Alias name」を割り当てます。
- 「RAID Level 1」を選択します。
- 「Readpolicy」を「ReadCache」に設定します。
- 「WritePolicy」を「WriteThru」に設定します。
- 「Preferred Controller ID」を「1」または「2」に設定します。
- 「Submit」をクリックします。
ドライブ 6 台での Xsan データ用のディスクアレイの構成
- 「Disk Arrays」を選択します。
- 「Create」タブをクリックします。
- 「Advanced Configuration」を選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Disk Array Alias」を割り当てます。
- 「Enable PDM」および「Enable Media Patrol」をチェックします。
- 6 つのディスクを選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Alias name」を割り当てます。
- 「RAID Level 5」を選択します。
- 「Readpolicy」を「ReadAhead」に設定します。
- 「WritePolicy」を「WriteBack」に設定します。
- 「Preferred Controller ID」を「1」または「2」に設定します。
- 「Submit」をクリックします。
ドライブ 8 台での直接接続のディスクアレイの構成
- 「Disk Arrays」を選択します。
- 「Create」タブをクリックします。
- 「Advanced Configuration」を選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Disk Array Alias」を割り当てます。
- 「Enable PDM」および「Enable Media Patrol」をチェックします。
- 8 つのディスクを選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Alias name」を割り当てます。
- 「RAID Level 5」を選択します。
- 「Readpolicy」を「ReadAhead」に設定します。
- 「WritePolicy」を「WriteBack」に設定します。
- 「Preferred Controller ID」を「1」または「2」に設定します。
- 「Submit」をクリックします。
これで、「ディスクユーティリティ」にディスクが表示されます。これを使って Mac OS 拡張 (ジャーナリング) のようなローカルファイルシステムでドライブをフォーマットできます。
スペアドライブの構成
注意:RAID ドライブのダウンタイムの間も継続してパフォーマンスを必要とするワークフローの場合は、スペアドライブを構成することをおすすめします。
- 「Spare Drives」を選択します。
- 「Create」タブをクリックします。
- 「Spare Type」は、スペアドライブがすべてのディスクアレイに利用可能な場合は「Global」に設定し、スペアドライブが特定のディスクアレイのみに利用可能な場合は「Dedicated」に設定します。
- スペアドライブから交換ドライブへデータを移行する場合は、「Revertible」をチェックします。 (移行処理の間はパフォーマンスに影響を与えることもあります。)
- スペアドライブとして構成する物理ドライブを選択します。
- 「Spare Type」が「Dedicated」に設定されている場合は、どのディスクアレイにスペアドライブを専用にするかを選択します。
- 「Submit」をクリックします。
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