Mac OS X 10.5.3 Server アップデートについて

  • 最終更新日: 02 6月, 2008
  • 記事: HT1142

概要

このソフトウェアは、Mac OS X Server のバージョン 10.5、10.5.1、または 10.5.2 を 10.5.3 にアップデートします。

対象製品

Mac OS X Server 10.5

重要:インストール前にお読みください

  • プログレスバーが変更なしの状態が数分間続いても、インストールプロセスを中断しないでください。停電などの理由でインストールが中断された場合は、「ソフトウェア・アップデート」ページから単体インストーラ(下記参照)をダウンロードし、アップデートをインストールしてください。
  • このアップデートをインストールするには、スペースや「Option」キーを使う文字が含まれていない管理者アカウントのパスワードが必要です。パスワードは空白にできません。パスワードを変更する必要がある場合は、この記事を参照してください。
  • システムソフトウェアに変更を加えるような他社製のソフトウェアがインストールされていたり、何らかの方法でオペレーティングシステムが変更されていると、予期しない結果になることがあります(これは通常のソフトウェアインストールには適用されません)。
  • このアップデートは、起動ではないボリュームにもインストールできますが、その場合は現在の起動ボリュームがすでに Mac OS X Server バージョン 10.5.3 にアップデートされている場合にのみインストールしてください。不適切なインストールから生じる問題を回避するには、アップデートするボリュームから起動するのが最も簡単な方法です。
  • 10.5.3 で動作中のサーバを管理するには、Mac OS X Server 管理ツールのバージョン 10.5.3 を使用する必要があります。このバージョンの管理ツールは Mac OS X Server 10.5.3 アップデートに付属しています。また、Mac OS X 10.5.3(クライアント)へのインストール用として、アップルのソフトウェア・アップデートページからダウンロードすることもできます。

  • このアップデートは“/etc/smb.conf”ファイルの "required configuration" セクションを上書きします。そのファイルに注記しているように、"required configuration" ブロック内のパラメータを変更するべきではありません。それらはアップデートもしくは他の自動化されたプロセスによって変更される場合があります。“/etc/smb.conf”ファイルには変更を "required configuration" セクションの後に加えてください。このセクション内に変更を加えている場合は、アップデートをインストールする前にこのファイルをバックアップしてください。

インストール

Mac OS X Server 10.5.3 をアップデートする方法は、ソフトウェア・アップデートを使用する、単体インストーラからインストールする、「サーバ管理」ツールまたは softwareupdate コマンドラインユーティリティを使用してリモートサーバにインストールする、の 3 つの方法があります。

ソフトウェア・アップデートのインストール

「ソフトウェア・アップデート」に、この記事へのリンクが含まれている場合があります。この機能の詳細については、この記事を参照してください。他のアップデートの前提条件になっているアップデートもあるため、提供されているすべてのアップデートを入手するために「ソフトウェア・アップデート」を複数回使用しなければならないことがあります。

単体インストーラ

アップデートを手動でダウンロードし、インストールします。インストーラは、アップルサポートダウンロードから入手できます。これは複数のコンピュータをアップデートする必要があると同時に、必要なアップデートを 1 度だけダウンロードしたい場合に便利なオプションです。

注記:単体インストーラには、2 種類の別個のインストーラがあります。Mac OS X Server 10.5.3 アップデートは Mac OS X Server 10.5.2 にのみインストールするためのものです。Mac OS X Server コンボアップデートは Mac OS X Server 10.5 または 10.5.1 にインストールできます。

リモートインストール

リモートサーバにアップデートをインストールする必要がある場合は、「サーバ管理」アプリケーション、または softwareupdate コマンドラインツールを使用してインストールできます。

アップデートの内容

このアップデートには、以下に記載の機能強化に加え、Mac OS X Server 10.5.1 と 10.5.2 アップデートで行われた改良も含まれています。

ファイルサービス

  • AppleFileServer プロセスがサーバでほとんどの CPU 時間を消費している間、接続の受け入れを停止する問題が解決されました。
  • SMB サービスに接続している Windows クライアントでアクセス権が期待どおりに動作するように、“smb.conf”ファイルに "acl check permissions = no" 行が追加されました。

ディレクトリサービス

  • DirectoryService が応答しなくなると Apple ファイルサービスが新しい接続を拒否する問題が解決され、DirectoryService の安定性が改良されました。
  • Mac OS X クライアントが Mac OS X Server にバインドされている場合、3 つの別々のコンピュータレコードではなく、3 つの名前を持つ 1 つのコンピュータレコードが作成されるようになりました。
  • 管理者はリンクアグリゲーションが有効な場合に、複数のインターフェイス上で同じ IP アドレスを持つサーバに Open Directory マスターを作成できるようになりました。

Active Directory プラグイン

  • 名前が“.local”で終わる Active Directory ドメインにバインドされている Mac OS X Server、またはクライアントにログインしたときの遅延が解消されました。
  • DNS に AD ドメイン名の A レコードがなくても、Mac OS X Server とクライアントが Active Directory ドメインにバインドできるようになりました。
  • 非階層構造の AD フォレストでユーザが Mac OS X Server とクライアントにログインできなくなる、グローバルカタログと Kerberos のクエリーの問題が解決されました。

クライアント管理

  • 大きな管理プリンタのリストを持つユーザがログインしたときの遅延が解消されました。
  • ワイルドカード処理を含む環境設定マニフェストにいくつかの改良が加えられました。
  • ユーザによる確認を要求することなくモバイルを作成できるようにクライアント管理が設定されており、ユーザアカウントの場所も管理されている場合、モバイルアカウントを作成するかどうかを指定するオプションがユーザに表示されることがなくなりました。
  • 「利用可能なワークグループ設定を結合」がサーバで有効になっている場合、ユーザが 1 つのワークグループのみを選択することはできなくなりました。
  • 「アカウント」のシステム環境設定でオプションが無効になっているために、ネットワークユーザがモバイルアカウントを使用できなくなる問題が解決されました。
  • Open Directory/Active Directory 複合環境のクライアントで、クライアントがネットワークから切断されると管理設定が失われる問題が解決されました。
  • mcxquery ツールでローカルディレクトリの結果が返されるようになりました。

コラボレーションサービス

  • Safari、Firefox および Internet Explorer の Wiki 編集機能が改良されました。.
  • Podcast コンテンツをユーザブログにアップデートできるようになりました。
  • こちらおよびこちらの説明に従って構成した場合、Open Directory を使用していないユーザも Podcast コンテンツをグループブログにアップロードできるようになりました。
  • iCal サービスでプライベートイベントがサポートされるようになりました。

DHCP サービス

  • “/etc/bootpd.plist”ファイルで reply_threshold_seconds は設定されず、net_address values は正しく設定されるようになりました。このため、DHCP サーバが確実にクライアント要求に迅速に応答し、クライアントは IP アドレスを取得できるようになりました。

DNS サービス

  • プライマリゾーンのネームサーバが、「サーバ管理」のユーザインターフェイスの順に一覧表示されるようになりました。
  • 1 文字の DNS 名でも入力できるようになりました。これにより、セカンダリー逆引きゾーンを設定できるようになりました。
  • 管理者は DNS の逆引きゾーンへの転送を行うことができます。
  • 「サーバ管理」で DNS レコードを作成、および編集するためのユーザインターフェイスが全般的に改良されました。

メールサービス

  • Web メールでメールメッセージの件名、または 1 行目の日本語文字が文字化けする問題が解決されました。
  • ディスクユーティリティのアクセス権の修復機能を使用した後に、メーリングリストが機能しなくなる問題が解決されました。

ネットワークホーム

  • ポータブル・ホームディレクトリの同期の信頼性が向上しました。

サーバアシスタント

  • 自動サーバ設定が、大文字と小文字が混在する DNS ホスト名を持つサーバでも使用できるようになりました。

サーバ環境設定

  • 管理者は必要に応じて、案内メールメッセージをユーザに送信できます。
  • ユーザの読み込み、およびネスト構造のグループの使用に関するユーザインターフェイスが改良されました。

システムイメージ作成

  • 「システムイメージユーティリティ」での NetBoot/NetInstall クライアントのカスタムコンピュータ名の設定が正しく機能するようになりました。

ワークグループマネージャ

  • オーギュメント・ユーザ・レコードを作成するメニュー項目が導入されました。詳細については、ワークグループマネージャヘルプの "augmented" での検索結果を参照してください。

追加情報





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